はじめに
前回、初回メッセージの作り方についてお話しました。
しかし、
実は最初の返信をもらった後が、最も難しい局面です。
「どのタイミングで連絡先を聞こうか…」
「会話を続けるネタが思いつかない…」
「会話が途切れてしまう…」

そこで今回は、エンジニアの得意分野である
A/Bテストの手法を活用した、
効果的なメッセージ施策をご紹介します。
返信率を上げるには?会話が続くポイントを見つける方法
テスト要素の定義
テスト対象
・メッセージの長さ
・送信タイミング
・話題の種類
・質問の頻度
・絵文字の使用頻度
測定指標
・返信率
・返信速度
・会話の継続時間
・質問への反応率

最初から色々な要素を変えすぎないのがコツです。
まずは1つの要素だけを変えて、効果を見てみましょう!
関連性がカギ!相手の興味を引き出す質問の仕方
パターンA(標準的アプローチ)
1. 相手の返信内容に対する反応
2. 関連する自分の経験
3. 次の質問
「その場所、私も行ったことがあります!
先月訪れた時は、[具体的な感想]でした!
普段はどんなお店によく行かれますか?」
パターンB(話題展開重視)
1. 相手の返信への共感
2. 関連する別の話題への展開
3. 新しい視点からの質問
「素敵なカフェですよね!
実は最近、カフェで仕事をすることにハマっていて休日はよく開拓しています!
お気に入りの作業場所はありますか?」

パターンは参考程度に。
机上の空論にならないよう、実践でデータを取ることが大切です!
テスト結果から学ぶ!成功するメッセージ構成テクニック
文章の長さ
テストA
(短文)
2-3行、50-80文字
テストB
(中文)
4-5行、100-150文字
結果:
・短文:返信が早い
・中文:会話が深まりやすい
質問のタイミング
テストA
メッセージの最後に質問
テストB
会話の流れの中で自然に質問
結果:
・テストBの方が自然な会話に
・返信率も20%向上

絵文字や顔文字の使用も、
数を決めてテストすると効果が分かりやすいですよ!
返信間隔
テストA
・即時返信
・相手のペースに合わせる
テストB
・30分〜1時間後に返信
・一定の間隔を保つ
結果:
・テストBの方が会話が長続き
・相手の生活リズムを尊重できる
メッセージ頻度
テストA
・1日2-3回
・朝と夜に集中
テストB
・1日6-9回
・時間帯を分散
結果:
・テストAの方が自然な会話展開
・相手の負担も少ない

返信が早すぎるのも逆効果。
相手のペースを観察しながら調整するのがベストです!
話題の深掘り
テストA
(直線的展開)
1つの話題を掘り下げる
テストB
(多角的展開)
関連する話題に広げていく
結果:
・状況に応じて使い分けが効果的
・相手の反応で柔軟に変更
共感と質問のバランス
テストA
共感70% : 質問30%
テストB
共感50% : 質問50%
結果:
・テストAの方が自然な印象
・会話の継続率が25%向上

1つの話題に固執しすぎず、
相手の反応を見ながら柔軟に展開していきましょう!
データ収集からスタート!改善サイクルの基本ステップ
測定指標
定量指標
・平均会話継続時間
・1日あたりのメッセージ数
・質問への返答率
・絵文字の使用効果
定性指標
・会話の自然さ
・話題の展開具合
・相手の興味度合い
改善サイクル
Step 1:データ収集
Step 2:パターン分析
Step 3:仮説立案
Step 4:テスト実施
Step 5:結果検証
Step 6:改善実施

数値だけにとらわれず、会話の自然さも大切な指標です。
データと感覚のバランスを意識しましょう!
成功の再現が可能!実例に学ぶメッセージ術のポイント
ケーススタディ1
施策:
・メッセージ文を100文字以内に
・質問は1メッセージに1つまで
・絵文字は2個まで
↓
結果:
・返信率が45%向上
・会話の継続率が60%向上
ケーススタディ2
施策:
・共通の興味から話題を展開
・相手の返信ペースに合わせる
・具体的なエピソードを含める
↓
結果:
・自然な会話展開を実現
・約1週間で連絡先交換に発展

成功パターンは必ずメモを取っておきましょう。
自分なりのベストプラクティスを作ることが大切です。
さいごに
メッセージのA/Bテストは、継続的な改善が鍵となります。
完璧な正解を求めるのではなく、相手との相性に合わせて
柔軟に対応していくことが大切です。
次回は、初回デートの設計方法について、
お話をしていきます。
【読者の皆さんへ】
メッセージのやり取りで工夫していることはありますか?
また、効果を感じた方法はありますか?
コメント欄で、ぜひ教えてください!